福祉情報
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
プライバシーの侵害
認知症グループホームに「見守り」カメラ 製品化中止 asahi.com

石川県内の大学の研究者らで構成されたグループが開発を進めていた見守り支援システムについて、グループホームの全国組織であるNPO法人全国認知症グループホーム協会(木川田典彌代表理事)がプライバシーの侵害であると反対したことで、研究グループが製品化を中止しました。

利用者や家族には承諾を取り、石川県内の3グループホームで設置され、運用していたようです。
職員からの評判は好評だったようです。

このカメラの設置に関して、プライバシーの侵害ととるか、利用者の安全の為の見守りととるかは別れるところです。

・介護職員が離れた場所からも入居者の見守りが可能となり、ゆとりを持って介護ができる。
・外に出て徘徊する可能性のある入居者に注意を払っていると、他の入居者の見守りや炊事作業などに専念できない

上記のような目的のために開発に着手したとあります。
ゆとりのない介護は、職員の余裕を奪い、ひいては利用者へのケアにも影響するでしょう。
ゆとりのある介護ができれば、利用者への適切なケアを提供することも可能です。普段できないこともできるようになるでしょう。
しかし、ゆとりのある介護と職員にゆとりがあるということ、ゆとりがあるから必ず適切なケアが提供できるということは、必ずしも同義語ではないと思っています。
現状では、介護・看護する職員の質に大きく依存せざるをえない状況であり、必ずしも施設間、事業所間で同じようなレベルではないこと、同じ事業所内であっても職員によってケアの質が同じレベルの範疇であるとくくれないくらいに異なってしまうことは否定できないことだと思います。
それだけにプライバシーの問題は別として、このゆとりが有効に利用者に還元されない場合もあり、その場合は、間違いなくプライバシーの侵害どころか監視という名の抑制・拘束となることでしょう。

私自身はこのカメラの開発・設置に関しての可否を論じるつもりはありませんが、常に医療と介護の現場では、前の記事(医療機関の身体拘束)にあるように利用者の安全・利益と職員の都合という境界線が曖昧なところ、一概に判断し得ないところが多く存在します。
カメラに限らず、こういったものを使用するに当たっては、専門職としての倫理観と強い意識が求められるということを強く感じます。
個人的に私が一番恐れるのは、ツールや設備に頼った介護になること、この件でいえば、カメラに頼った介護をしてしまうことで、本来育まれるべき感性や経験からくる危険予知、リスク回避に影響を及ぼす恐れがあることです。もちろんプライバシーの問題も十分な議論がされる必要があると思います。
書類整理、入力業務そういったことに関しては、ツールを利用して業務を省略化することは簡単だと思いますが、利用者にかける時間や手間はなかなか省略化することは困難だと思います。
道具に頼る前に、ケアの質の平均化と拘束や抑制、ひいては虐待に対しての意識を高めることが必要であり、そこには当然事業所としての取り組みが必要になると思います。

余談として、今回の件については、介護の現場からカメラが必要だとあがったものではありません。ですが、この業界外の外部の方から見る介護の現場とは、カメラ開発して、売って(150万)、設置して、カメラで見守ればゆとりが生まれるといったような簡単なものに映るのかと、いささかがっかりした気分でもあります。

ランキングに参加しています。宜しければクリックお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ

http://blogranking.fc2.com/in.php?id=253597

http://blog.with2.net/link.php?590714


HP あいづのふくし
http://aizuintelli.web.fc2.com/






スポンサーサイト
医療機関での身体拘束
病院の身体拘束違法 asahi.com

病院に入院した女性(当時80歳)が、不必要な身体拘束で心身に苦痛を受けたとしてその遺族が病院を相手取って損害賠償を請求しました。
1審では請求棄却となりましたが、控訴審では原告側の主張が認められた形の判決が出ました。
介護保険施設では、身体拘束をなくす方向に向かい、各施設等が努力・取り組みをしていますが、医療機関での身体拘束は、治療優先という名目で漫然と行われていることは周知の事実です。

今回の件に関しては、
・承諾を得ていない
・判断の要素となる切迫性、非代替性、一時性の切迫性には当たらない
・適切な対応の欠如
というものが判決の理由となっています。

これを機に、今後医療機関でも身体拘束廃止の方向に向かうことになるように思いますが、
それは、単に医療機関でも身体拘束をしてはならないということではなく、不必要な方を身体拘束し、今回の件でもあったような、オムツで排泄することを強要するといった人間としての尊厳を傷つけるような不適切な対応を改めるべきだということだと思います。

ランキングに参加しています。宜しければクリックお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ

http://blogranking.fc2.com/in.php?id=253597

http://blog.with2.net/link.php?590714


HP あいづのふくし
http://aizuintelli.web.fc2.com/






テーマ:福祉関連ニュース - ジャンル:福祉・ボランティア

介護人材確保について
フリーター、介護業務に雇えば1人あたり50万円助成 YOMIURI ONLINE

厚生労働省の予算概算要求の内容が明らかになりましたね。
厚生労働省は、フリーターや定年退職した人など、介護業務の未経験者を雇った介護事業主に、1人あたり50万円を助成する制度を導入する方針を決めました。

これまで介護労働者の実態、過酷な環境、抱えるストレス、将来への不安、不安定な雇用、様々なことが明らかになり、人材不足が深刻な状況で、来年度の介護報酬改定の際には、報酬の見直しがされることと思います。
今回の概算要求に盛り込まれた助成の内容ですが、人材不足をなんとかしようということで考えられたことだと思います。
まずは量を確保ということなのかもしれませんが、少々安易な気もしないではありません。
介護の仕事というのは質が大きく問われます。事業所が抱える人材の質であって、量ではありません。その質の確保のために事業主が人事、昇給制度を改めたり、未経験者への研修を行ったりした場合に100万円を上限に一部を助成するということも盛り込まれましたが、これを有効に活用できる事業所がどれだけあるのか甚だ疑問です。
根本的に、制度的な問題、給与の問題、介護という仕事に対する社会的認知の低さもありますが、育成する側が育成できるような事業所レベルに達していない、育成できるような上司がいない、こういったことも人材離れに影響していると思うのですが。
今回の盛り込まれた助成制度もきっと悪用する事業所が出てくるのでしょうね。

概算要求の内容については下記をご覧ください。

平成21年度厚生労働省予算概算要求の主要事項

余談ですが、年金問題の尻拭いにも改革とか見直しという名で税金が投入されますが、この方たちは己らの不祥事に税金投入する厚顔無恥さになにか感ずることがあるかきいてみたいところです。

ランキングに参加しています。宜しければクリックお願いします。

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ

http://blogranking.fc2.com/in.php?id=253597

http://blog.with2.net/link.php?590714


HP あいづのふくし
http://aizuintelli.web.fc2.com/



テーマ:福祉関連ニュース - ジャンル:福祉・ボランティア

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。